金融機関の用語は聞き慣れないものが多く、話を聞いているだけでは意味不明なものが多いですよね。マル優もその一つだと思います。私自身よくわかりません。
そこで自分なりに調べましたので、まとめてみます。
マル優とは
正式名称、「障害者等の少額預金の利子所得等の非課税制度」
「の」が三回続いてて分かりづらいですが、
- 障害者や遺族年金を受けている方の、
- 預金(元本350万円まで)の利息に、
- 税金がかからない制度
です。
ちなみにこれの国債版で、「マル特」というものもあります。
マル特も、350万円までの国債の利息について非課税となります。
マル優を銀行で設定するときには、資格を証する公的書類と、マイナンバー書類が必要となります。
350万円は低い?
この制度を知ったとき、障害者等を対象としている割には非課税額が少ないと思ったのですが、そもそも今の低金利が異常なんですよね。
昔は普通預金金利が2%、3%だった頃もあるので、預金を作るだけでガンガン残高が上がっていったので、有効な制度だったのでしょう。
マル優は1987年まで、障害者等だけではなく一般の個人全員が対象だったため、子供名義の預金を作成して、預金利息にかかる税金を0にする方法も横行していたようです。(こうした名義預金は現在になって、相続税申告に影響が出ていますね)
現在では、それほどありがたみのある制度ではなさそうです。