ビジネス書の要点まとめと実践ノウハウ

落とせない職務経歴書を書くには、〇〇を書く

ビジネス書の要点まとめと実践ノウハウ

こんにちは!

あなたは自分の強みだとか、持ち味を把握していますか?

「なんとなくこうかな…」と分かっていても、それを履歴書や自己PRといった形で
書き出そうとすると、なかなか書けないことに気がつくはずです。

実は私も、自分の持ち味をアピールすることは苦手です。

一貫性のないキャリアを歩んできたので、自分のできること、やりたいことが
ちぐはぐ
なんですよね。

こうした悩みをどうにかしたいと思っていました。

今回は、
「実際に書類を作ってみたら、持ち味がいい感じに分かるんじゃないか?」

と思って、
『転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方』という本を読みましたので、
ご紹介したいと思います。

前の転職が5年ほど前なので、職務経歴書の書き方なんて忘れていましたが、
今回改めて書いてみて、長所をどう見せるか、という部分に発見がありました。

あなたが同じように悩んでいるなら、少しでも参考になれば嬉しいです。
それではいってみましょう!

本書は「書類の書き方と具体例」が9割の内容です。

この記事では、そうした書き方の話はせずに、
「長所をどう見せるか」についての発見だけ書いていきます。

書き方なら、ネットにいっぱいサンプルも解説もありますし。(この記事をわざわざ検索した方は、そうした情報は求めてないでしょうし)

大前提:「落とせない書類を作る」のが最強

まず前提として・・・本書の一文にもありますが、職務経歴書で一番大切なのは、
「落とせない書類であること」です。

採用担当者が、「面接する必要がある」と、必要性を感じることが大事です!
どのプレゼンでもそうですが、やはり必要を感じさせることがポイント!

相手が求める人物像がすべて

まずは、相手企業が、どのような人物をもとめているのかを知ることが重要です。
これは、後述の「見せる相手に応じて、内容を変える」にも繋がります。

応募企業の企業理念をみたり、社長が発信していること、社員が発信している内容を
確認すると良いでしょう。(最近は、社員がTwitterを通して活動していることも多いです)

また、採用条件には、必須条件と歓迎条件がありますが、本書に書いてあるとおり、「歓迎条件=必須条件」と考えるくらいが良いです。

募集要項の中で、企業側の「これができたら良いな」という希望が載っている箇所は、それほど多くありません。

もし歓迎条件を満たさない場合でも、歓迎条件にあるようなスキルや資格を、取得する努力をしていることをアピールすると、印象がかなり良くなります!

相手に、一緒に働いている様子がわかるように書く

応募書類を読んで、採用担当者が
「もし、この人が働いていたら、こんな感じだろうか」
イメージできれば、採用してもらえる可能性が上がります。

そのためには、仕事への姿勢や、スキルといった部分の書き方を工夫します。
具体的には、「何ができるか」を書くのではなく、「できることを使って、周りにどう作用したか」を書きます。

タイトルの〇〇はこれです。

単なる「〜〜ができます」では、何も感じないのです。

でも、「〜〜で周囲の悩みを解決して、職場がいい雰囲気になった」なら、
「あぁ、この人は〜〜で周りに貢献できるんだな」と分かります。

できることを通して、周りとどのようにコミュニケーションしたのかが大事です。

スキルを持っていても、会社の中でうまくいかないケースを、採用担当者は見てきています。
それはスキルの問題というより、その人自身が周りとの関係をどのように構築していくのか、という意識・姿勢の問題であることを知っているのです。

だからこそ、職務経歴書からその姿勢がわかると、採用担当者にとって大きなヒントになります。これは「落とせない書類を作る」ということに通じます。

職務経歴書には、スキルを通してどのように周りとコミュニケーションしたのかを書くことが大事です!

実際に書いてみた

この本を読んだ後、実際に職務経歴書を書いてみました。
自己PR部分から抜粋します。

【仕事の取り組み方】
現職では、当初、主に〇〇関係の手続きを行う事務職員として、〇〇等の収集や、金融機関への手続きを行いました。
その後は、〇〇業務の事務職員として、会計管理、請求・入金管理、システム管理業務などを行ってきました。
いずれも迅速かつ正確な手続きが必要であり、特に〇〇業務の内容は、他の部署にも影響するものだったため、他部署とのコミュニケーションを通して、効率性を高めるように心がけて業務を行いました。

【業務改善】
現職では、日々行っている自分の業務や周りの業務を見渡し、より軽量でストレスの無い作業方法へ変え続けることによって、職場の雰囲気を明るくするように努めています。
現在の〇〇業務に就いた当初、業務は膨大なExcelファイルによって行われており、業務の属人化と非効率が問題となっていました。この問題を改善するプロジェクトに参加し、そこで業務フロー図の作成や作業の見直し、システム選定、具体的に業務を変えていく仕事を行いました。結果として、既存システムの機能と、低コストな新システムの機能を組み合わせることにより、元々の業務にかかる人月を半分程度に削減することができました。

【アピールポイント】
業務の時短や簡略化を得意としています。
・2ヶ月かかっていた〇〇作成業務を、再調査・業務手順の見直しにより、半分以下の人月に短縮しました。
・毎月数日かかっていた〇〇作業を、Excelの基本機能などを活用することによって、毎月1時間に短縮しました。

いかがでしょう?少しは私の人物像が伝わりますか?

もっとブラッシュアップしていく余地がありそうです!

終わりに

今回は職務経歴書の書き方について書きましたが、
「必要性を作る」ということの大事さをあらためて感じました。

僕は転職活動をしているわけではないのですが、以前どなたかの書籍で読んだ、
「定期的に履歴書を書き直すことで、自分のキャリアを客観的に見ることができる」
という文章を読んでから、定期的に書き直しています。

今回のような本は、解説書のようなイメージがあって普段は読まないのですが、
読んでみて、いい意味で発見がありました。

普段読まないジャンルの本を読むと、良い意味で裏切られますね。
こうした発見はやはり嬉しいです。

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