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妻の愛情は産後に半減する!? 全男性が読むべき『産後クライシス』の紹介

産後クライシスの本育児
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おぎの
おぎの

『産後クライシス』の感想について、僕の経験を交えて書きます。
本書の内容は、全男性が知っておくべきだと思います。

『産後クライシス』の衝撃的な内容

産後、夫に対する妻の愛情は、半分まで落ちる

まずはこの図を見ていただきたい。

これは産後、夫に対する妻の愛情がどうなるかを示した図です。
見ての通り、夫への愛情は妊娠期から0歳期にかけて、半分まで低下しています。

なぜここまで愛情は薄れてしまうのか。その疑問に迫るのが『産後クライシス』です。

産後クライシスとは「産後が夫婦関係の最も危険な時期であり、この時期に信頼関係に 修復不可能なヒビが入ったり、離婚に至ること」です。

同趣旨の研究結果を受けて、NHKが2012年に提唱しました。

より詳細については下記リンクに詳しいです。

【東京すくすく】「産後クライシス」調査でわかった妻の本音 夫婦仲が悪化する原因は? 夫が理解すべきこと、社会全体でやるべきことは?

今川綾音 (2019年11月18日付 東京新聞朝刊) 〈ニュースがわかるAtoZ〉 …

なぜ、産後が夫婦関係の最も危険な時期となるのか

産後に愛情が半分まで低下する、というとそんなバカなと思うかもしれませんが、産後クライシスを経験した夫としてはとても腑に落ちる内容です。

少しずつ見ていきましょう。

産後クライシスの原因はいくつかあります。

  • 妊娠中は子どもが最優先
  • 妊娠中は肉体的、精神的にかなりの負荷がかかる
  • 出産は命がけ

これらは妊娠中~出産までの状態です。これだけでも相当な負荷ですが、さらに産後、

  • まだ体力が万全でない状態から、子どもの面倒をみなければならない。

という負荷がかかります。

病院にもよりますが、出産翌日から子どもと一緒に過ごし、1週間程度で退院ということも珍しくないでしょう。

おぎの
おぎの

小さな赤ちゃんを連れて家に戻ってきたときの心細さ、病院の頼もしさは忘れられないものがあります。

つまり、産後は妻にとってまぎれもなく人生最大のピンチです。

妻のこの状況に対して、夫が当事者意識のない接し方をしてしまうと、愛情は一気に薄まっていきます。

おぎの
おぎの

妻は人生最大のピンチを迎えていますので、物事に敏感になっています。
夫の考え方や行動に対する洞察も鋭くなっていますので、考えの無い行動はすぐバレます。気をつけましょう。

夫を取り巻く状況

妻の人生最大のピンチに対して、夫はどのように接することができるのか。

夫の行動を考える前に、夫を取り巻く状況を本書からの引用で見てみます。
まずはアジア諸国における夫の平均的な帰宅時間

日本はアジア諸国で最低

日本では多くの場合、19時~23時に帰ってくるようです。
比較的早い19時に帰ってきたとしても、家事はそれほどできませんね。
育児はもってのほかでしょう。

中国よりも帰宅時間が遅いのは意外かもしれませんが、これは中国人が勤務時間にシビアであるということのほかに、家族との時間を大切にするという風土があるからだと思います。

それから夫の家事参加状況

やっぱりアジア諸国で最低

買い物や、子どもの寝かしつけを「ほとんどしない」が半分近くいることに驚きますが、そもそも帰宅時間が19時~23時では無理もないです

つまり、日本では夫は帰りが遅く、育児や家事をあまりしません。
家事育児に積極的に参加する夫は少数派ということです。

とはいえ、妻の人生最大のピンチに対して、夫が何も変わらないままでいるわけにはいきません。
産後クライシスを回避する最大のポイントは、夫が自分を変えるということにあります。

夫はどう行動すれば良いのか

では、夫はどう行動すれば良いのか。

まずは「妻を最優先とすること」が大事です。
一旦自分のやりたいことは全て忘れて、妻に全て捧げるくらいが丁度良いです。

次に、「育休を取ること」
できる限り長い方が良いですが、産後の1ヶ月だけでも構いません。

大切なのは、子育てを同じスタートラインで始めることです。

『産後クライシス』の中でも触れられていますが、里帰り出産などで、妻と夫の育児開始時期が異なると、愛情にマイナスに働きやすいです。

特に最初の1ヶ月は育児がもっともキツイので、この時期に妻と子どもをフルサポートしましょう。

今は小泉さんが育休を取る時代なので、比較的育休は取りやすい時期です。

狭苦しい会社の場合、育休を伝えるとなるべく期間を短くするように言われますが、妻より優先するものはありませんので、妻第一でいきましょう。

会社はあなたがいなくなっても、なんだかんだで回ります。
たとえ社長であっても、世の中には育休を取る方もいます。

「育休をとれない」なんてことはなく、何にコミットするかの問題です。

サイボウズ青野慶久さんが育休をとって考えた 子育てと経済の意外な関係|経営者の子育て|朝日新聞EduA

(あおの・よしひさ) 大阪大学工学部情報システム工学科を卒業後、松下電工(現パナソニック)を経て、1997年に松山市でサイボウズを設立。グループウェア「サイボウズ …

おわりに

『産後クライシス』いかがでしたでしょうか。

僕は産後クライシスを実際に体験して、妻の愛情の変化とか、機嫌が悪くなったりしていた原因がわからずに悩んだりもしましたが、『産後クライシス』の内容を読んで納得した形です。

「産後、妻の心身に変化が起こる」というのは誰でも知っていることですが、より具体的に知っておくことで、夫は行動を変えることができます。

産後も夫婦仲良く過ごすことができるように、全男性が知っておきたい内容です。
ぜひ読んでみてください。

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