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幼児期の子どもと「今」を過ごすことの重要性

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今日は僕が大好きな本からの引用を紹介します。

僕が何度も読み返している本のひとつに、『子どもへのまなざし』があります。

この本は長女が生まれると分かったときに、はじめて購入した育児書です。

僕にとってはじめての育児。
それまで「どういう知育がいい」とか「お受験はこうする」といったことしか考えたことがなかったので、「そもそも、赤ちゃんとどのように接していくべきなのか」を知るべきだと感じて手に取った本でした。

「ありのままの子どもを愛する」という本当に大切なことを教えてくれたこの本を、最初の育児書に選んでよかったと思っています。誰かに「おススメの育児書は?」と聞かれたら、この本を真っ先に教えます。

そんな本書を4年以上たった今でも読み返しているのですが、読み返すたびに発見があります。

情けない話ですが、ここ数日、僕のタスクが進まない焦りから子どもを怒ってしまうことが多くて。
自分でもよくないと感じていたのですが、それをまさに指摘するような言葉がありました。

親や保育者の希望ばかりを子どもに強く伝えすぎてしまう。

(中略)早くいい結果をだそうとする。

あるいは、大人のほうが楽をしようとする。

そういう育児がよくないのです。

『子どもへのまなざし』(佐々木正美、福音館書店、1998年)

この言葉は僕にグサリと刺さりました。

「大人の都合のいいように子どもをコントロールしてはいけない」

そう知っていても、実践できていなかったのです。

「忙しい」とか「時間がない」という理由で大人は焦りますが、それはいつでも大人の都合なんですよね。

子どもにとっては「今」しかなく、愛情や優しさは「今」必要なものです。

子どもの「今」の気持ちを大切にすること。

それを忘れそうになった時は、子どもへの感謝と愛情を言葉にすること。

佐々木正美先生が、僕にピシャリとたしなめたようでした。本当に素晴らしい本です。

この子育ての大原則を、いつでも親は忘れないようにしたいですね。

僕もまだまだ練習が必要です。

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