
サイボウズデイズ1日目に参加しました。
たくさんの講演の中から、一番大事だと思ったことを書きます。
サイボウズデイズ2019、今回のテーマは「モンスターへの挑戦状」



「モンスターへの挑戦状」
ここでのモンスターとは、会社や社会の中にある
「〇〇じゃなきゃいけない」というような思い込みや、
「あの人(部署)は〇〇じゃないか?」というような疑心暗鬼のことです。
こうしたモンスターが、働き方改革を阻み、働く人達にストレスを与えています。
そんなモンスターに挑戦する2日間が、今回のサイボウズデイズです。
講演の話題は大きく2つに別れています。
・キントーン(サイボウズ社の主力システム。今アツい。)
・働き方改革
どちらも学びが多かったのですが、今日は「働き方改革」から、一番大切だと思ったことを書きます。
「見ようと思えば見れる状態」が働く人に安心をもたらす
モンスターが生まれる原因に、「他の人(部署)が何をしているのか分からない」ということがあります。
これは情報がオープンであれば、防ぐことができます。
例えば経営に関する情報や、他の部署の日報、プロジェクトの進捗状況や、社外の活動に関する情報をすべてオープンにする。
これが「見ようと思えば見れる状態」です。
心理的安全性
グーグルの調査では、「心理的安全性」が高いチームほど成果を上げやすいという結果が出ています。



心理的安全性というのは、どれだけお互いを信頼できるかです。
人を信頼するなんて、その人の人間性を見なければできないことですが、
情報が区切られている組織では、人間性を見る機会なんてありませんよね。
サイボウズはどうしているか
サイボウズは元々グループウェアの会社なので、情報をオープンにする風土がありました。
社長のプライベートな予定(例えば卒園式(笑))でさえも見えるから、人間性を見る機会が多いのです。






情報の徹底公開は、属人化を防ぐ
情報を担当者など個人がもっていて、異動や退職によってロストするということがあります。
情報の徹底オープン化によって、情報を会社に蓄積することができます。
キントーンハイブでグランプリを獲得した、株式会社ゆうぼくの岡崎晋也さんの事例ですと、
紙や記憶頼りだった牛の飼育データをキントーンに蓄積
↓
牛の飼育データが会社に蓄積していく
↓
データを求めて大学からオファーがくる
(そもそも飼育データが無い場合が多い)
↓
大学と協業でビジネス展開
といった感じで、会社に情報を蓄積させることによる内的なメリットと外的なメリットを両方享受しています。
また、岡崎さんは経営情報までオープンにしていますが、その理由が、
「よくよく考えてみると、経営情報を隠す理由は、“なんとなく恥ずかしいから”ということだった」
というのも、講演の中で印象に残った部分です。
自分の思い込み(モンスター)に対して、挑戦していますね。
まとめ
サイボウズデイズ1日目の感想より、「見ようと思えば見れる状態」をつくることの大切さについて書きました。
思い込みや疑心暗鬼を乗り越えて、講演者がモンスターを倒す過程を聞くと、
参考になるだけでなく、勇気づけられてきます。
サイボウズデイズ、11.8の2日目も楽しみですね。