
サイボウズデイズ2日目の感想から、最も大切なことを書きます。
11月8日にサイボウズデイズ2日目に参加してきました。
一日目のポイントはこちら↓
基調講演が生バンドの演奏から始まり、



麹町中学校の工藤校長を始めとしたゲストの講演、



青野社長自らのプレゼン、



乙武さんの特別講演など、



ほんっっとうに豪華な一日でした!
みんな「モンスターへの挑戦」というテーマで話しているので、
かなり切り込んだ話もしていて、本当に面白い!!
今回も、2日目の内容から、一番大事だと思ったことを書きます。
最も大事なことは、最上位目標を共有すること
これは、工藤校長、乙武さんがこの日の講演で話していたことであり、
そして青野社長自身も『チームのことだけ、考えた』の中で触れていたことです。
(正確には、「多様性を許容する前提として、企業理念に合致する人物を採用することが必要」という文脈だったと思いますが)
最上位目標とは、「モノ、コトの役割のうち、もっとも大事なこと」です。
・学校なら、「社会でより良く生きていけるようにするため」
・サイボウズなら、「チームワークあふれる社会を創るため」
そして、こうした目標を集団の中で共有することが大事なのです。
最上位目標が共有されていない集団は、同じコト、モノについて話していても、
それぞれが大事だと思うことや、手段について話してしまうからです。
みんながバラバラのことを考えて、話すのです。
ただでさえ、人間はそれぞれ違う考えをもっているのに、バラバラのことを考えて話してしまっては、良い解決ができないことは当然なんです。
逆に、これができている集団は、非常に強いチームワークを生み出します。
麹町中学校で工藤校長が起こした変化は、教育改革として全国に知れ渡っていますが、その担い手には生徒自身も含まれています。
生徒たち自身が、自分たちの環境を考え、権限をもち、大人に対して要求し、学校を変えています。
たとえ子供であっても、社会を変えるような力を持つことができるのです。
これこそ、モンスターに挑戦した良い例だと思います。
社会のモンスターについて考える日に、挑戦し続ける3人が同じことを話したということを考えても、今後の社会に「最上位目標を共有するということ」が必要だと言うことが伺えます。
世界平和へ
最上位目標に関して、もう一つ印象的だったことがあります。
工藤校長が、今やっている麹町中学校の試みのことを「突き詰めれば世界平和」と言っていたんです。
「いきなり話がおっきくなった!?」( ゚д゚)
と、聞いていた僕は思ったのですが、その後の話を聞いて、すごく腑に落ちました。
「今、子どもたちが、違う意見を持つ相手に対して最上位目標を言葉で伝え、一緒になって解決方法を導くことができるようになっている。
こうした子どもたちが社会に出れば、様々なことを中から変えてくれるだろう。
そうしたら、社会なんてあっという間に変わりますよ」
(意訳)
ということだったんです。




これには、あぁ…本当にそうだなぁって思って、ただただ頷くことしかできませんでした。
おわりに
サイボウズデイズ2日目より、僕が最も大切だと思ったことを書きました。
最上位目標の話は『学校の「当たり前」をやめた』を読んだときから、素敵な考え方だと思ってましたが、まさか3人揃って触れるとは思いませんでした。
常に忘れないようにしたい考え方ですね。