
『子どもが幸せになる「正しい睡眠」』を読んだ感想と、実生活に定着させる試行錯誤の経過について書きます。
2歳児に必要な睡眠時間は11時間30分
まずはこの表をみていただきたい。



子供の年齢と必要な睡眠時間のグラフです。
黒が夜の睡眠時間、白が日中の睡眠時間です。
今うちの子は2歳。表で言えば、
夜間に11時間30分。
昼間に 1時間30分の睡眠が必要です。
時計で言えば、
20時~07時といった感じです。
そして、これでもちょっぴり足りない( ゚д゚ )
そもそも、なぜ子どもの睡眠時間は長く必要なのか
『 子どもが幸せになる「正しい睡眠」 』では、以下の解説があります。
ノンレム睡眠とレム睡眠を4~5回繰り返す睡眠時間が「十分な睡眠時間」です
『 子どもが幸せになる「正しい睡眠」 』(成田奈緒子他著) P.49より
小さい頃は大人と違って、ノンレム睡眠とレム睡眠の交互のリズムが定まっておらず、効率よく繰り返せないため、多めの睡眠時間が必要になります。
『 子どもが幸せになる「正しい睡眠」 』(成田奈緒子他著) P.52より
大人になるとリズムは安定し、ノンレム睡眠とレム睡眠の周期は90分前後になります。
こういう仕組みですね。
パパママ教室などでも解説があったかもしれません。
しかし、大人よりも長い睡眠時間が10歳頃まで必要というのは知りませんでしたね。
一般的なニュース記事などで見かける「適切な睡眠時間」は大人のものなので、この仕組を知らないと、大人と同じ生活リズムを作ってしまいがちです。
どうやって睡眠時間を確保するか
問題はどうやって子どもの睡眠時間を長くするか。
この睡眠時間を確保するには、最低でも20時~07時は睡眠といったリズムを作る必要があります。
我が家でやろうとしているスケジュールはこんな感じです。
前提:19時前に家族全員が帰宅していること
1.家についたらすぐお風呂(食事より風呂が先のほうが、消化効率が良くなる)
2.お風呂から上がって、食事。子どもにホットミルクを飲ませる。
3.消灯(キャンドルのみ点灯)
4.メディアや激しい遊びはしないで、絵本を読んだり、おしゃべりして過ごす。
5.いつの間にか寝る。
これが一番キレイな形ですが、いろいろな要因で順番が前後したり、そもそもうまく眠れない日もあります。
大事なのは、そんなときでも、眠れないことに対してイライラしないこと。
もちろん、睡眠時間を確保することは長期的にも大事なのですが、目の前の子どもの気持ちに応える方が大事です。
一日の終わりの穏やかな時間なのですから、楽しく終わりましょう。
それから、夜にうまく眠れなかった日でも、起きる時間がいつも通りであれば、リカバリーできます。
はじめのうちは、寝る時間よりも起きる時間をコントロールするのがコツです。
おわりに
『子どもが幸せになる「正しい睡眠」』を読むずっと前、「ドイツの子どもは18時に寝る」という記事を読んだことがあり、 子どもがまだ1歳の頃は実践したりしていました。
しかし、子どもの成長や働き方の変化によって、段々と睡眠時間が短くなり……
このままではいけないと思って読んだのが今回の本でした。
僕の家庭は共働きということもあって、今まで読んだ本の中でも、実践の難しい部類に入ります。
でも、子どもの睡眠が長期的な面で非常に影響が大きいことはよく知られたことです。
今まで読んだ本の内容をフル活用して、かならず実践してみせます。
今度また経過を書きます。