みなさんこんにちは。 おぎ です。
今日は、8月に読んだ本からオススメを紹介します。
8月はなんといってもExcelの本2冊が素晴らしい内容でした!
素晴らしい2冊のExcel本
Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を「自動化」する本(鷹尾 祥)
絶大な威力を誇るパワーピボット機能
この本は、Excelのパワーピボット機能の解説書です。
パワーピボットとは、Excelに搭載されているデータ分析ツールです。
これだけだとピンときませんが、CSVや他のExcelブックを参照して必要な行列や情報だけを抜き出したり、テーブル形式になっていない(データベースとして利用できない形の)データを整形してテーブル形式に変えることができたりします。
さらに、こうした整形やデータの取得過程は自動的に記録(クエリ)され、同じ参照元データに追加や修正があった場合でも、データ更新ボタンを押すだけで最新のデータを取得することができます。
そしてこれだけの機能をマクロなしで使える。本当にすごい機能です。
幅広い活用方法。飽きるほどのコピペや、複数のExcelを同時に見る作業にはサヨナラ!!
パワーピボット機能、どんな風に活用できるかというと……
- 毎月同じデータ(CSV、Excel等)を参照してレポートを作っている場合に、レポートの作成を自動化できる(この本の中の演習で行う内容です)
- テーブル形式になっていないExcelデータを整形して、集計・分析できるようになる。
- 複数のExcelデータに分散した情報を集約して、照合・集計することができる。
こんな感じです。
私が実際にやった例ですと「複数のExcelデータに分散している数値の照合を自動化」です。
「Excelを使って、繰り返し同じ作業をしている」という方は、この本でパワーピボット機能の知識を身につけると、時間の効率化に繋がります!
本当にオススメの本です!!
いちばんやさしいExcelピボットテーブルの教本 人気講師が教えるデータ集計 が一瞬で終わる方法(羽毛田睦土)
ピボットテーブルのことが1からわかる!!
この本はピボットテーブルの解説書です。
ピボットテーブルとは、Excelに搭載されている集計表作成ツールです。
テーブル形式のデータを元にして、行列や集計する数値を自分で設定して集計表を作ることができる非常に便利な機能です
ピボットテーブルは操作感が独特で、使い方がよく分からないと言われる機能の一つ(だと思う)ですが、この本では、ピボットテーブルがそもそもどういった仕組みで集計を行っているかという点から丁寧に解説されているので、非常にわかりやすい内容となっています。
『Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を「自動化」する本』で紹介されているパワーピボット機能と組み合わせることで、ピボットテーブルは強力なツールとなります。
2冊をあわせて読むことにより、Excel力の上昇を感じることができるでしょう。
どんなExcelデータもピボットに取り込める!
パワーピボットには参照元データの整形を行う機能がありましたが、この本ではその整形の解説に力が入っています。
例えばマトリクス型の集計表(クロス集計表)はテーブル形式ではないので、そのままではピボットテーブルで集計できません。
パワーピボット機能には「ピボット解除」というものがあり、これを使えば、マトリクス型の集計表でもテーブル形式に変換することができます。
また、パワーピボットでは関数、数値の置換・抽出を使って行列を整形することができるので、行列の設定をしてあげればどんなひどいExcel(クソエクセルと私は呼んでいる)でもテーブル形式にできます。
Excelの作業が煩雑になる原因の一つに、「テーブル形式でないExcelを使っているために集計・分析ができない」というものがありますが、この本のテクニックを使えば、その悩みも解決できそうです!
その他、8月に読んだ本と感想
以下、紹介した2冊以外の本について、読書メーターに投稿した私の感想です。
『はじまりは愛着から』も非常に良い本なのでおすすめです。
※ たった1日で即戦力になるExcelの教科書 は再読。こちらもExcelの基本を抑えることができる良書です。
8月の読書メーター読んだ本の数:11
読んだページ数:2644
ナイス数:37

読了日:08月30日 著者:羽毛田睦土



読了日:08月30日 著者:中野 有紀子



読了日:08月30日 著者:大久保 優



本書は「世界的に活躍する人がどのような特徴をもっているのか」を中野信子氏が紹介する本です。共通していることは、「笑顔で主張を通す」のように、主張は貫いても、人を破らずに友好的な関係を維持できること。また、やらないことをしっかり決めている(目標への最短距離をわかっている)こと。なにより自信あること。当たり前のようですが、当たり前が難しいですね。
読了日:08月30日 著者:中野信子



「習慣が10割」というタイトルの意味は、「人間は、日々の小さな習慣から生まれる勤勉さや自信でできている」ということだと思います。「どんな習慣を行うか」にはその人の目標が現れますし、悪い習慣を続ければ怠惰や無気力となって現れます。大切なことは、自分の理想をもち、小さな習慣をコツコツ続けること、それが自信となります。
読了日:08月28日 著者:吉井 雅之



本書はEXCELの「データ取り込み(クエリ、パワーピボット)」と「ピボットテーブル」機能の解説書です。「同じ形のEXCELデータを定期的に更新して、何かの書類を出力する業務」をしている方が本書を読むと、1クリックで作業が完成する可能性があるほどの内容です。元データの整形を自動化できるのが特に強力。私の場合、2つのEXCELの数値チェックを毎月行っていましたが、1クリックでチェックが完了するように改善できました。徒労感あふれる作業に悩む方にオススメの本です!
読了日:08月28日 著者:鷹尾 祥



読了日:08月23日 著者:影島 広泰



児童精神科医である佐々木正美先生の本。子供が人間関係に恵まれ、幸福に生きるために必要なことがつまっています。「子供が望む親になること」「ありのままの子供の姿を認めてあげること」「人間関係を家庭外にも豊かにつくってあげること」といった大切なことを、優しい語り口で教えてくれます。「子どもへのまなざし」シリーズと同様に、こちらも子育てをするなら必ず目を通しておきたい一冊です。
読了日:08月13日 著者:佐々木 正美



タイトルの通り、本書は社員満足度ナンバーワンの会社であるECスタジオの働き方を紹介した本です。2010年の本なので紹介されているツールはもう古いです。ですが、「生産性をあげるツールを積極的に取り入れること」「採用はスキルよりも、その人が自分たちに合うかどうかで決めること」といったことは今でも重要です。当然、仲間意識が強いから社員への投資や福利厚生の充実も惜しみなくできるのでしょう。こうした会社が特別ではなく、普通とされる世の中になってほしいですね。
読了日:08月13日 著者:山本 敏行



読了日:08月09日 著者:吉田 拳



仕事の復習として読了。本書は「信託とはなにか。どういった経緯で生まれ、日本においてはどのように活用されるのか」といった内容を解説した本です。実務的な内容よりも、どちらかといえば「信託の活用方法が欧米と日本でどれくらい異なり、日本における信託がどのように発展していくのが望ましいか」に論点をおいています。日本においては信託そのものよりも、税制等の諸規制によって活用の幅が狭くなっていることに著者の危機感が伺えます。2014年に第2版発行の本ですが、現在もそれほど状況は変わっていないようです。
読了日:08月04日 著者:樋口 範雄
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